ハーレムゴリラとヒトリゴリラ

ゴリラの魅力
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ゴリラはふつう1頭のオス(シルバーバックと呼ばれる13歳以上の背中の白いゴリラ)と数頭のメスや子どもからなる単雄複雌の5~10頭からなる群れで暮らしています。群れの中で育ったゴリラがは思春期を過ぎると生まれ育った群れを出ていきます


オスゴリラは群れを出ずに父親の跡継ぎでリーダーになることもありますが、群れを離れると元の群れへ戻ることも、ほかの群れに加わることもできません。はじめは出てきた群れの行動域に留まり、ひとりで森を歩き、食べ物を探したり、ベッドを作り、眠ります。ほかの群れがやってくるとその後をつけていき、だんだんと行動域を広げます。やがて、ほかの群れにいるメスを誘いだそうと胸を叩いて自己主張するようになります。メスが出ていくのを阻止するために、群れのシルバーバックが胸をたたいて応え、ときには激しく組み合い、大きなケガを負うこともあります。若いオスたちはこうした争いを避けて、オスだけの集団を作って暮らすことがあります。群れからメスを誘い出したら、子どもが生まれたり、だんだんとメスの数を増やすことで自分の大きな群れを作ります。


メスゴリラは元の群れを離れると単独生活を送ることなく、すぐにほかの群れやヒトリゴリラのもとへ身を寄せます。もしもオスと気が合わなければ、何度も移籍を繰り返しますが、子どもが生まれると、その群れに定着するようになります。

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